倉敷市の眼科「河田眼科」

日帰り手術

day operation

日帰り手術の流れ

手術のご希望

当院では国家資格を有する視能訓練士が術前検査を行います。
続いて院長の診察・手術説明のあと、個別に手術看護師が手術前後の注意点についてお話します。
受診日より1ヶ月以内に手術が可能です。
両眼される方は一週間あけますが、お急ぎの方はご相談させて頂きます。

2手術当日

手術の約1時間前に来院して頂きます。
(※お帰りの際は自分でお車の運転はできません。)
来院後は目薬や血圧測定などを行い前室にてお待ちいただきます。

3手術室

点眼麻酔が効いてきたら、眼を消毒して手術を開始します。
手術は全例、院長が執刀します。
通常、白内障手術は10分以内で終わります。
緑内障や硝子体手術はもう少し時間がかかります。

4手術後

手術終了後は回復室で休んでいただき、体調に問題ないことを確認できましたら、保護メガネをしてご帰宅頂けます。

5術後の診察

手術後翌日、2~3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後程度の頻度で術後の診察を行います。

白内障手術

日帰り白内障手術内容

白内障手術は、濁った水晶体を砕いて取り出し、その代わりに人口の水晶体である眼内レンズを入れる手術です。

1.点眼による麻酔後水晶体前嚢を切開します

2.濁った水晶体の中身を超音波乳化吸引して取り除きます

3.人工水晶体(眼内レンズ)を挿入します

4.水晶体嚢内に眼内レンズを固定します

多焦点眼内レンズ

眼内レンズの種類

白内障手術に使用する眼内レンズには、単焦点眼内レンズ多焦点眼内レンズの2種類があります。

単焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズはその名が表すとおり、1つの距離に焦点を合わせた眼内レンズのことです。単焦点眼内レンズを入れた後は白内障のにごりがなくなり非常に明るくなり見やすくなりますが、1つの焦点しか合わないため、手元の新聞も、遠くの看板も両方の距離がくっきり見えるというわけではありません。
単焦点眼内レンズを入れ、遠くに焦点を合わせた方は、遠方の値札はある程度読めますが、手元のメモを読む時に、近距離用のめがねが必要となります。

多焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズに比べ、多焦点眼内レンズは、遠距離、近距離の両方に焦点が合います。
写真のように、近くのメモや、遠くの値札にも焦点が合うようになります。

多焦点レンズを入れても場合によっては、めがねが必要となることもあります。
それでも、単焦点レンズを入れた後のように、見たい所やものの位置に合わせて、いくつものめがねを使ったり、頻繁にめがねをかけたりはずしたりすることから解放されます。
職業柄、めがねやコンタクトレンズの装用ができない方はもちろん、めがねをかける頻度や本数を減らしたい方には好ましいと言われています。

多焦点眼内レンズについてのご質問は
お気軽にスタッフまでお尋ね下さい。

緑内障手術

緑内障の目薬や、目の中を流れる「房水」という水の循環を改善するレーザー治療によっても眼圧が下がらないとき、あるいは下がっても視野の悪化(欠ける範囲が増えていく)が止められない時には手術をします。

緑内障手術は、眼圧を下げるために「房水」という水の排出を改善します。「房水」が流出する際に、抵抗の高い線維柱帯という部分を切開する手術「線維柱帯切開術」と、目の外側に「房水」が流出する交通路を新しくつくる手術「線維柱帯切除術」、さらにチューブから眼球周囲の深部に設置するプレートへ逃がすチューブシャント手術もあります。

緑内障手術の術式はたくさんありますが、病状に合わせて慎重に術式を選択します。白内障手術と違い、手術をしたからといって基本的に視力が回復するわけではなく、悪化を食い止める為の手術です。

網膜硝子体手術

硝子体とは?

硝子体は、水晶体より奥にある眼球の大半を占める透明な卵白のようなドロッとした組織であり、眼球の形を保ち、中に入る光を屈折させる役目をしています。

硝子体が様々な原因で網膜を引っ張ったり、炎症を持続させたり、濁ったり、出血することによって目の障害を引き起こします。

この硝子体腔に起こった疾患を治療する目的で、眼内の出血や濁りなどを硝子体と一緒に除去する手術が網膜硝子体手術です。
硝子体を切除するには、白目の部分に3か所小さな穴を開け、そこから細い器具を眼内に挿入します。
眼内の出血や濁りを硝子体と共に取り除き、網膜にできた増殖膜や網膜裂孔を治し、網膜の機能を回復させます。

網膜硝子体手術によって視力改善が期待できる疾患

  • 糖尿病網膜症
  • 裂孔原性網膜剥離
  • 黄斑前膜(黄斑上膜)
  • 黄斑円孔
  • 黄斑浮腫
  • 硝子体出血

その他